(1) メーリングリストによるディスカッションとコンセンサスの作成
フルタイムの仕事を持って働いている障害者は忙しく、集まる時間も限られてしまいます。そこで当協会では、メーリングリストによる意見交換を主な活動のひとつとして考えます。メーリングリスト上で問題提起を行い、各自が自分の自由になる時間に意見を発信して、ディスカッションを行い、コンセンサスをとり、意見をまとめて、行政機関や企業等に対し、働く障害者の意見として伝えます。

(2) 企業や行政機関へのコンサルティングの提供
企業や行政機関の依頼を受けて提案やコンサルティングを行います。我々の提案は、働く障害者によるコンサルティングであるため、費用対効果を加味した実現可能な提案だと考えます。必要であれば、メーリングリスト上での意見交換を行い、複数名、異なった障害の者が現地に赴き、コンサルティングを行います。当協会のコンサルティング部門である「日本障害者シンクタンク」が中心となってコンサルティングを行います。

(3) 委員会・審議会等への参加
働く障害者の代表として当協会員を省庁や地方自治体に派遣します。当協会の理念や活動に関わる委員会や審議会等に参加し、働く障害者の代表として発言します。分野は、就労、雇用、バリアフリー、ユニバーサルデザイン、二次障害、リクリエーション、スポーツ等々です。

(4) エンドースメントの提供
当協会が提案、コンサルティングを行った建築物や製品に対しては「日本身体障害者社会人協会推奨」のエンドースメントを提供します。このエンドースメントにより、建築物や製品を圧力団体等の妨害から守ります。
当協会の会員が委員として参加して当協会の意見が反映された審議会・委員会等の報告書に対してもエンドースメントを行います。

(5) ピア・カウンセリングの提供
医療機関と提携し、受傷後間もない障害者に対して、同様の障害を持った会員によるピア・カウンセリングを行います。ロールモデルとの面談、前例の紹介を含む情報提供を行い、患者が落ち込まずに、リハビリを行い、短期間で社会復帰することを応援します。
今までは、ピア・カウンセリングを行う障害者に働いていない者が多かったため、新規受傷者が影響を受けて働かないことが多々ありました。当協会は、障害を負っても復職または就学・就職して社会人になることを目指します。

(6) 二次障害予防・防止に関するセミナーの開催
働く障害者は、頑張りすぎて二次障害を発生させてしまい、仕事を中断または辞めざるを得ないこともあります。働く障害者の協会として、我々は二次障害の予防と防止は不可欠なテーマだと考えます。そのために、国内外から二次障害の予防・防止のための情報を集め、会員に提供すると共に、専門家によるセミナーや講習会を開催して、会員の啓蒙活動を行います。

(7) 海外からの知識と情報の吸収
障害者に関しては、まだまだ欧米から学べることが多いため、会員と障害者関係者の啓蒙活動の一環として欧米の国々へのツアーを開催します。 単なる訪問ツアーではなく、訪問に加えて講習会を行い、意見交換を行います。
障害者関連の国際会議や集まりにも積極的に会員を派遣します。




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